牧場・農場リゾートバイトは動物や自然が好きな人におすすめです
牧畜・農業リゾートバイトは自然を満喫できる
精肉用や卵もしくはミルク精製用家畜、もしくは毛を取るための羊などの家畜を育てるのが、主な仕事になります。
日本では主に精肉用であれば、古い時代から飼われていた黒毛牛や豚、ヤギ、ウサギ、鶏などになりますが、昨今はイノブタ(猪と豚も掛け合わせ)も飼育されるようになりました。
卵であれば鶏やうずら、ミルク精製であればホルスタインなどの大型牛かやや小型の赤毛牛が主流になります。
羊毛を取るために羊を飼います。
これらを養うための餌となる、家畜用小麦の自家栽培、米農家と兼業であるケースも多々あり、収穫後のコメわらは家畜たちの餌や寝床わらに用いるのです。
発酵飼料を自家栽培している時は、その作業もあります。
精肉の場合は子牛から育てて、肉になるまでの期間が数か月と長いのですが、ミルクはほぼ毎日朝夕と、搾乳しなければなりません。
卵は採算をとるために、何千羽と飼われるのが主流です。
家畜を殖やして生産をあげるために、出産補助も伴います。
家畜小屋の掃除、鳥以外の家畜の毛づくろい作業、おいしい肉やミルクにするために、季節ごとに放牧して新鮮な牧草を食べさせる作業もあるのです。
他チーズ作りと発酵管理などが追加される事もあります。
家畜が排出する便は、野菜やコメの良い肥料になるため、たい肥作りが作業に追加される事もあるのです。
搾乳したミルクや卵を市場へ運搬するか、直接消費者へ買ってもらうための営業も、大事な仕事になります。
一口に牧畜といっても、このように多種多様あるでしょう。
動物たちにあわせた勤務時間
動物たちへの餌やりと畜舎の清掃があるので、一般的には動物たちの目覚めに合わせて、夜明けと同時に作業開始となります。
家畜への夕飯に合わせて夕方5時ころから、餌やりと搾乳および掃除になるので、夜間8時、頭数によっては11時を過ぎる事も多々あるのです。
出産があればずっと、動物につききりになるので、徹夜になる事も珍しくありません。
したがって安定した勤務時間というのは、家畜を飼っている以上ありませんし、休日も基本的にないでしょう。
体力面も精神面も強くなる
牧畜・農場を運営するのは、かなり個人の時間を拘束しますし、定まった勤務時間もないので、生活時間はかなり不安定です。
朝ごはんが朝8時過ぎなど、かなり遅くなりやすいのに対して、夕飯が深夜11時過ぎになる場合もあります。
かなり体力と精神力が必要な、過酷な職場とも言えますが、それでも牧畜をやっていくメリットは、動物や自然との触れ合いが楽しい事と、自分たちがやった作業は、商品として様々な流通を経由して、庶民の食生活を潤しているのだといった、自信と誇りが持てます。
直接消費者の反応を見る事は、できませんが想像しながら作業をしているのではないでしょうか。